今回はけんかについてお伝えしたいと思います。私たち保育者は大学で幼児期のいざこざについて沢山学びます。逆に読み書きの教え方、ひらがなはこう教えましょう、ということは一つも教わりません。しかし、幼児期のいざこざについては、動画を見たり、様々な教材を参考に学生が話し合ったりします。それだけ子ども時代のいざこざはとても大事ということなんです。
先日、年長の2人の子が捕まえたアゲハチョウの飼育の仕方についてけんかが始まりました。周りにいた先生たちはきづいていますがすぐには止めに入らず聞き耳をたてています。
最後は先生が間に入り、興奮する2人の意見を聞き、1番相手に伝えたかったことを促していました。大切なのはその後の2人の関係性です。
保育後に先生たちは「言いたいことがお互い言えるようになってきたね」と子どもの様子を振り返り、このときの保育者の対応は適切だったか、など話し合います。けんかは相手に自分と違う考えがあることを知り、自分と向き合う大切な時間です。けんかができるようになってうれしい、、と思ってしまうのは意外かもしれませんが、そんな時間も大切にしています。